高校生ものづくりコンテスト岡山県大会 優勝は19MPaの奥野選手(岡山工業校)
(「溶接ニュース」2024年12月24日付 2面より)
2024年度の高校生ものづくりコンテスト岡山県大会が12月14日、岡山市北区の岡山工業高校で行われた。14校から38人が参加し、圧力製作で競い合った結果、19メガパスカル(MPa)の圧力に耐える容器を作った奥野更彩選手(岡山工業校2年)が優勝した。
14校から38人が参加。圧力製作で競い合う
上位3人が来年に島根県で開催される中国地区大会に出場する権利を得るが、2位の浅原愛実選手(同3年)と3位の黒藪武蔵選手(勝間田高3年)は卒業するため、4位の杉原晴信選手(笠岡工業校2年)と6位の田井隆久選手(新見高1年)が中国大会に出場する(5位の前垣浩貴選手・笠岡工業校も3年生のため)。
圧力試験の様子
倉敷工業校2年の岡恍希選手は修学旅行から帰ってきた翌日の出場で疲労を感じながらも競技の出来映えは手応えを感じたと話した。溶接に興味を持ったのは実習がきっかけで、先生の薦めで大会出場を決めた。数ヵ月間、放課後の約2時間の練習を重ね、すみ肉部分はじっくり溶かすよう、棒の角度を水平に近づけるくらいに倒して溶接したと話した。
評価は圧力と外観、寸法精度、安全基準の4点を、完成度・技術度・作業態度の観点から県溶接協会会員と競技役員で行った。入賞者は次のとおり。
▽1位=奥野更彩
▽2位=浅原愛実(15メガパスカル)
▽3位=黒藪武蔵(14メガパスカル)
▽4位=杉原晴信(14メガパスカル)
▽5位=前垣浩貴(笠岡工業校3年、13メガパスカル)
▽6位=田井隆久(12メガパスカル)
▽7位=井上心(倉敷市立工業3年、16メガパスカル)
▽8位=古武紅虹(東岡山工業校1年、14メガパスカル)
(「溶接ニュース」2024年12月24日付 2面より)