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高校生ものづくりコンテスト全国大会 参加選手インタビュー

溶接高校生
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(「溶接ニュース」2024年11月26日付 2面より)

「第24回高校生ものづくりコンテスト全国大会」の溶接部門が11月10日、秋田県潟上市のポリテクセンター秋田で開催(本紙11月19日1面既報)。競技の感想について、出場選手は競技直後、次のように述べた。

  ▽北海道地区代表=橋本直明選手(滝川工業2年)

1_橋本.jpg 1層目・2層目を重点的に練習してきたため、それらは本番でも一定量の精度になっているだろう。将来は溶接士を目指しており、溶接の魅力は、仕上がったビードを見たときの達成感だ。

  ▽東北地区代表=油井達輝選手(仙台工業3年)

2_油井選手.jpg 裏波をしっかり出せるように初層を練習してきた。本番前の練習会では機材のトラブルがあったが、うまく対応できたと感じており、まずまずの仕上がりになったと思う。進学が決まっており、将来は溶接ではなく自動車整備に進みたい。

  ▽関東地区代表=野口竜聖選手(平塚工科3年)

3_野口選手.jpg 途中でアークが切れてしまったのが悔やまれる。練習による溶接漬けの日々は、将来、溶接士になりたいという思いを強くした。将来は造船分野への就職が決まり、溶接技能も生かせるポイントも豊富にあると思っている。

  ▽北信越地区代表=大友爽楽選手(富山工業3年)

4_大友選手(写真中央).jpg

大友選手(写真中央)
悔やまれるのは1層目の裏波が、思うように出なかったことだ。大型構造物や水門を作る企業への就職が決まっており、溶接士になる。溶接の魅力は格好良いところだ。

  ▽東海地区代表=岩本尚制選手(愛知総合工科2年)

5_岩本選手.jpg 東海地域は周波数が60ヘルツなのに対して、秋田県は50ヘルツのため、その違いを認識しながら作業できるように練習を積んできた。気を付けてきた初層は、比較的うまくいっただろう。将来は溶接士ではなく、大好きな自動車を整備する仕事に携わりたい。

  ▽近畿地域代表=正垣大翔選手(姫路工業2年)

6_正垣選手.jpg 本番の調子もまずまずのため、落ち着いてベストを尽くすことができた。造船分野で溶接士になるのが夢だ。造船事業所から高校に溶接を指導しに来てくださった、講師の方々への感謝も込めて優勝を目指す。

  ▽中国地区代表=三島晃誠選手(松江工業3年)

7_三島選手.jpg ビード外観を重視して練習し、ベストを尽くすことはできただろう。溶接資格は積極的に取得していくが、溶接士を仕事にする予定はない。

  ▽四国地区代表=藤原光希選手(今治工業3年)

8_藤原選手.jpg 就職活動などがあり、1ヵ月程度しか、まともに練習ができていない。そのため、スラグ取りといった基礎的な部分を重点的に練習してきた。溶接は、基本的にはどんな金属でもくっついて、一つの構造物になるのが面白い。将来は造船分野で就職が決まっており、溶接士になる。

  ▽九州地区代表=柿木秀斗選手(薩南工業3年)

9_柿木選手.jpg 地区大会と、使う溶接棒が変わるため、その練習に費やした。自動車整備士としての就職が決まっており、溶接士と呼べるほど溶接技能は使わないかもしれないが、今まで練習してきたことが生かせると思っている。

  ▽開催地(秋田県)代表=仙道楽選手(由利工業3年)

10_仙道選手.jpg 1層目の難易度が高い。違反行為などで減点しないように、特に安全面に気を付けな がら練習してきた。将来は溶接事業所への就職が決まっている。 dsc03574_720.jpg

第24回高校生ものづくりコンテスト溶接部門参加選手と関係者一同

(「溶接ニュース」2024年11月26日付 2面より)

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