高校生ものづくりコンクール 藤原選手が優勝(四国地区) 今後も造船分野で溶接の腕磨く
(「溶接ニュース」2024年11月19日付 1面より)
大会初。溶接部門が正式種目として採用
全国工業高等学校長協会は11月10日、ポリテクセンター秋田(潟上市)で「第24回高校生ものづくりコンテスト全国大会」の溶接部門を開催した。
9ミリ鋼板の溶接品質を競う同種目は、各地区を勝ち抜いた精鋭が集い、文字通り火花を散らした。なお、溶接部門が正式種目として採用されたのは今大会が初めてのこととなる。
優勝したのは、四国地区を勝ち抜いて参加資格を取得した藤原光希選手(今治工業機械科3年生)だ。藤原選手は、「優勝という嬉しい結果を、まずは両親に報告したい」と話した。藤原選手は既に造船事業所への就職が決まっており、「溶接を多用する造船事業に従事するため、今後も溶接技能を磨く」と決意を新たにした。
優勝した藤原選手(中央)
同大会は、国歌斉唱で幕を開けた。
その後、日本溶接協会の篠﨑賢二理事が「アークは何故発生するのか、溶接棒は何故多数の種類があるのか、溶接作業以外にも幅広い興味を持ってほしい。知識と実際の経験は、必ず身を助ける。本日はベストを尽くすように」と選手を鼓舞し、競技に移った。
(「溶接ニュース」2024年11月19日付 1面より)
【関連記事】→藤原光希選手インタビュー 「まずは両親の喜ぶ顔が見たい」(ウェルディング・メイト)