事業の正しい継承について モハラテクニカ 36歳の溶接事業所の若社長インタビュー(溶接ニュース2023年12月12日号より)
米中貿易摩擦、コロナ禍、ウクライナ危機など、多くの逆風をはねのけて事業規模を拡大するモハラテクニカ(群馬県高崎市)に注目が集まっている。36歳とまだ若い同社の茂原亮太社長に、事業継承までの歴史と、スムーズな継承について話を聞いた。
人手不足の背景もあり、外国人、身体的なハンデを持つ人材などが活躍できるフィールドを整えていくダイバーシティ経営への注目度が工場している。埼玉県秩父市にある二ノ宮製作所(二ノ宮紀子社長)では、フィリピン、インドネシア、ベトナム、ミャンマーといった複数国籍に加えて、重度の聴覚障害や脳性麻痺というハンデを背負った作業者など、幅広い人材が活躍する。そんな同社の事業を取材した。
溶接事業所では、フィットテストへの対応に頭を抱える事業所も少なくない。そんな中、いち早くフィットテストに対応したのが、岡山市北区にある溶接事業所、フジワラテクノアート(藤原恵子社長)だ。同社では、習熟した溶接技能を「競争力」の一つとして捉えているため、溶接士が安全に作業できる環境は欠かせないという。そんな同社の安全への施策を取材した。