山九(株)グローバル溶接競技会開催 「国籍・性別を問わない溶接バトルの優勝候補に聞く」

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 世界中から最強の溶接士が集結

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2024年11月7日に、世界中に散らばる山九株式会社グループに勤務する溶接士300人の頂点を決める「グローバル溶接競技会」が開催された。

既に地区予選を突破した29人がサンキュウリサーチアンドクリエイトの東日本能力開発センター(千葉県君津市)に集まり、火花を散らした世界大会。

今回のWelding Mateでは、水面下で火花を散らす7ヵ国(日本、タイ、ブラジル、インドネシア、サウジアラビア、シンガポール)の参加選手の中でも、特に優勝候補として注目される選手をインタビューした。

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国籍・性別を問わない
溶接バトル参加者

DSC03509.jpg▲白ケ澤颯さん
部門:被覆アーク溶接初級
自信はあります。初級は5年未満の経験しか出場できないため、上級に比べれば表彰台に立つチャンスもあるはず。私は入社2年目ですが、工業高校でも溶接経験があるため、計5年間、溶接に触れています。早い段階で溶接の技量を社内外に証明することで、業界で名前を売ってみせます。

DSC03508.jpg▲花田志穂さん
部門:被覆アーク溶接上級
溶接士として9年目です。溶接士になったのは、率直に溶接が面白いからです。自分だけの溶接条件を見つけ、それを体得して乗りこなす工程は、スポーツにも似た感動があります。溶接士には女性が少ないことは知っていますが、溶接技量に性別は関係ありません。本日は九州ブロックの代表として出場しており、優勝の自信もあります。

DSC03506.jpg▲ムハマド アフィブ ファハルディンさん
部門:半自動溶接の部
山九での仕事は毎日充実しています。溶接経験は13年。日々、溶接士としての学びもあれば、労働環境も良いため、生涯を山九に捧げたいと思って働いています。溶接士を選んだのは、最も儲かる仕事だからです。

DSC03499.jpg▲ロデリック ラミレス サン ミゲルさん
部門:6Gの部
6~22㎜の溶接が得意です。18年間、溶接を学んできた経験があり、サウジアラビアで働く溶接士を代表して来日しました。仲間の気持ちも背負っているので、負けるわけにはいきません。サウジアラビアの溶接が、最高で最強だと証明します。

DSC03505.jpg▲オパン スティアワン サヌシさん
部門:6Gの部
自信はあるどころか、100%優勝できると確信しています。12年の溶接経験の全てをかけて作品を作ることができたました。私の作品の完成度は、明らかに他を圧倒しています。溶接士になった理由は、「お金持ちになりたいから」。これからも溶接技能でビックマネーを稼ぎます。

DSC03512.jpg▲ジア ジェイピーさん
部門:被覆アーク溶接上級
溶接士としては8年目になります。フィリピンでは配管などの溶接を担当することが多く、私の溶接技能は習熟していると自負しています。誰であっても負けるつもりはありません。

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