FABTECH2024開催 メイトくんアメリカに視察にいく!(溶接ニュース2024年10月29日付より)
メイトくんアメリカに行く!
FABTECH2024開催!
FABTECH2024溶接ゾーン
2024年11月15日-17日にアメリカオーランドのオレンジ・コンベンション・センターで開催された「FABTECH2024」。
溶接関連企業397社が世界中から集まり、敷地面積16,702平方メートルの溶接ゾーンで展示した。
アメリカからは、現地の溶接大手であるエサブ、ミラー、リンカーンなど。
左からエサブ、ミラー、リンカーンのブース
日系企業からは、神戸製鋼所、ダイヘン、パナソニックコネクト、電元社トーア、ファナック、安川電機、川崎重工業、コスメックなどの関連企業が出展。連日、溶接ゾーンは多くの来場者が足を運び、盛り上がりをみせた。
日系企業であるダイヘンOTCのブース
コボットへの関心世界的に高まる!
全体的な出展の傾向でみてみると、各社ともに「コボット」への注目度が高い。
これはアメリカが、日本と同じように製造業における人手不足の深刻化しているからに他ならない。
加えて、2024年4月24日から27日に日本で開催された「2024国際ウエルディングショー」でも目立った「ハンド型」がアメリカでも増加。
ハンド型とは、技能者が手で持ち加工を行う「ハンド型ファイバーレーザ溶接機」を指す。
左:コボット、右:ハンド型の実演
従来、多くの製造現場ではティグ溶接が必要とされてきたが、ティグ溶接は、習得するまでに10年の修業が必要とされる。
ハンド型は「誰であっても」美しいビードを引くことができるのが魅力だ。
ハンド型はティグ溶接機より高額だが、アメリカでは、人手不足が、コスト以上に深刻化しているようだ。
今後のハンド型は、新技術である分、今後、利便性だけでなく、安全性が更に重要視されることが想定される。