東京JEM会 ファミリー会で江戸切子体験

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 東京JEM会がファミリー会開催

日本の溶接事業を縁の下で支える溶材商社。そんな溶材商社を中心とした、関東を代表する溶接関連企業の2世・3世で構成する東京JEM会(代表幹事、吉川大介・吉川金属工業社長)。

同会は83日に、1年に1度の会員家族を交えた「ファミリー会」を開催。

今回のWelding Mateでは、笑顔と笑い声に包まれた夏のイベントを取材した。

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ファミリー会の集合写真

 伝統工芸の江戸切子体験に挑戦

今回の「ファミリー会」で、東京JEM会のメンバー、会員家族は、江東区亀戸にある江戸切子スクール「Hanashyo'S」において日本の伝統工芸の江戸切子体験を行った。

東京JEM会では、毎年、夏に家族を交えて趣向を凝らしたファミリー会を行っており、家族間の情報交換の場にもなっている。

このファミリー会は、「幼いころ両親に連れられファミリー会に参加し、楽しい思い出をつくった」「自分の子供にも楽しい思い出をつくってほしい」と参加したメンバーから好評なイベントだ。

ファミリー会の冒頭、吉川代表幹事は「今回は鈴木康友氏(鈴木機工常務)の紹介により貴重な経験が実現した。6月度例会ではVRARなど近未来的な体験を行ったが、今回は歴史と伝統のある江戸切子体験を楽しみ、よい思い出をつくってほしい」と挨拶。

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左:挨拶する吉川代表幹事
右:赤ちゃんも体験中?

会場となった江戸切子スクール「Hanashyo'S」を運営する江戸切子の店華硝は1946年からで78年目を迎える。

■1946年に初代の熊倉茂吉氏が亀戸に工房を開所
■1990年代に2代目の熊倉隆一氏が直販店「江戸切子の店華硝」を設立。芸術性と独創性とを兼ね備えた作品を次々と発表した
■2008年にパリのルーブル美術館で開かれたフランス交流150周年を記念した展示会で、熊倉隆一氏の江戸切子が展示された
■同年、北海道で開かれた洞爺湖サミットでは、米つなぎのワイングラスが各国首脳への贈呈品として採用され高い評価を得た。
■2016年に、江戸切子発祥の地である日本橋で唯一の江戸切子専門店をオープン。

現在は、個人向けだけでなく、企業向けの記念品・贈答品・出張時のお土産・海外の会社との取引に江戸切子を提供し喜ばれている。

体験後の作品群②.JPG

参加者の作品群

今回の江戸切子体験では、3代目の熊倉隆行氏が講師となり、参加者は江戸切子体験を行った。講師のアドバイスのもとグラスカットを体験し、夏のひと時を楽しんだ。

江戸切子体験後に場所を移して行った懇親会では、家族間で親睦を深める中、江戸切子体験を振り返り「難しかったが楽しかった」「来年もまた挑戦したい」などの声が上がった。

宴たけなわの中、伊藤知佳子・副代表幹事(伊藤高圧瓦斯容器製造所社長)の3本締めでお開きとなった。

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