Welding Mate 2024国際ウエルデイングショーに特設ブース設置!!(溶接ニュース2024年5月21日号より)
国内トップクラスの来場者を誇る溶接展示会「2024国際ウエルデイングショー」。4月24日~27日に、インテックス大阪で開催されたこのイベントでは、
数多い展示の中でも、特に来場者の足を止めていたのが新企画、Welding Mate特設コーナーだ。
Welding Mate特設コーナー
「Welding Mate 広げよう、溶接の仲間たち」と題した特設コーナーには、溶接事業所が手掛けている、こだわりあるお洒落な溶接服が展示された。
そんな特設ブースで熱心に溶接服を眺めていた、溶接機大手メーカー(株)ダイヘンに勤めるという若手社員3人組に感想を尋ねてみた。
■画像左側の男性
国際ウエルデイングショーの会場に来たのが初めてです。これだけ多くの企業が溶接事業に従事していることに、ビックリしています。
展示されている溶接服の配色に、特に驚きました。そもそも、溶接服は、作業で汚れることを前提にデザインされるものが多いため、暗い色が多いのではないでしょうか。
溶接服を着たマネキンの中では、白い溶接服を着ているマネキンが気に入りました。
国際ウエルデイングショーとしては、VRで安全講習ができるブースが興味深かったです。
もちろん安全講習を受けた経験はあるのですが、そのどれもが、本を読んで確認する座学でした。VRで実際の事故現場に近い状況を体験できるのは、理解が深まると感じています。
■画像中央の男性
溶接服は、ストライプに赤いワッペンのデザインが気に入りました。理由は単純で、格好良いと思ったからです。
お洒落な作業着があれば、溶接士になりたい人が増えるといったものではないかもしれなせんが、「溶接服を自前でデザインしている会社」と聞けば、「自由度の高そうな会社だ」と、興味を持つ人は増えるのではないかと思いました。
他の展示で興味を持ったのは、VR安全講習のブースです。
安全は、作業者個人の意識で支えている部分も大きく、指導するのが非常に難しい領域です。
実際に「事故に遭うと、どのようなことになるのか」を、視覚で体験できるVRは、指導時に、大変有効なツールではないでしょうか。
■画像右の女性
展示会などで、溶接服を目にすることはありますが、「お洒落」や「格好良い」をテーマにしたものは見たことがありませんでした。
作業着の格好良さで、就職先や、溶接事業を選ぶ人は多くはないかもしれませんが、「格好悪い」と、知人・友人から言われる職場は極力選ばないのではないでしょうか。
格好良い溶接服が増えることや、格好良さに焦点を当てる企業が増えることは、溶接以外の他業種と、人材獲得を争っていくためには有効な手段だと思って居ます。
溶接服にこだわる溶接事業所が増えていけば、「面白そうな会社だ」と、溶接や溶接事業所の魅力が、求職者の潜在意識に届くかもしれませんね。