「第11回溶接人杯」受賞作品決まる! グランプリは「ドラゴンストーブ」(溶接ニュース2024年6月4日号より)

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 第11回溶接人杯の行方

小型溶接機のパイオニア、スター電器製造が主催する溶接作品コンテスト「第11回溶接人杯(ようせっちゅうはい)」。この溶接コンテストの受賞作品がこのほど決定し、溶接人杯特別サイトで発表された。

■グランプリは、豊田真採国さん(大阪府)の溶接作品「ドラゴンストーブ」が受賞!!

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ドラゴンストーブ

作品について豊田さんは以下のようにコメント

口から火を吐くドラゴンが欲しくてステンレスでドラゴン型のロケットストーブを制作した。

火を吐いている時に、目が光るように、黒目を内側から付けており、火を吐いていない時は正面を向くように首関節をつけた。

全体の体表のモールドは出来るだけ溶接仕上げにした。

■準グランプリには愛知県立岡崎工科高等学校の7人(宮田将吾さん、近藤海斗さん、芝原彩斗さん、田中来樹さん、西脇璃ノさん、堀真綾さん、岩附乃偉さん)合作による「龍虎相搏(りゅうこそうはく)」が受賞。

なお、同作品は愛知県豊橋市でアイアン家具の製造や販売を手掛ける「&. Fe Design」が今後の活躍への期待・応援を込めて協賛した「&. Fe Design賞」とのダブル受賞となった。

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龍虎相搏


このほか、主催者のスター電器製造が今後の活動を期待し、応援したい作品に贈る「SUZUKID賞」は内山翔二郎さん(神奈川県)の「1秒前の輝き」、地球の環境に優しく環境負荷の低減に取り組む作品に贈る「エコロジー賞」には山家真さん(愛媛県)の「防災戦隊 焚き火マン」がそれぞれ受賞した。

選考方法は、集まった応募作品の中から一次審査、二次審査を経て、最終選考に残った5作品を4月24日から27日まで、インテックス大阪で開催された「2024国際ウエルディングショー」で展示。来場者投票と審査員投票により各賞が決定した。


溶接人杯は、「溶接でものづくりを楽しむ」ことを目的に企画された参加型イベントで、溶接の技量もさることながら、感性や個性を重視するイベントとして注目されており、今回も多くの作品が集まった。

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