特信・フレッシュマン講座
4月を迎え溶接関連事業所では多くの新入社員を迎える。近年のコロナ禍からの行動制限も解除に向かい、新人採用や教育活動が多くの企業で本格化するとみられる。「溶接」には多くの溶接法や周辺技術があり、材質や板厚が異なる製品ごとに適切な溶接条件や施工法が求められる。また適切な作業保護具の使用など、安全に関する知識も欠かせない。溶接・切断技術は、建築、造船、自動車、プラント機器からデジタル機器など、産業用途から身の回りの生活用品に至るまで様々なところに利用されている。溶接法によって使用する溶接機が異なり、大量生産でのロボット化も進む一方、熟練溶接士の高度な技能が必要な個所も多く、作業環境の違いによっても溶接技術は大きく変化する。特別企画では新入社員をはじめとする溶接初心者向けに溶接・切断の基礎をわかりやすく解説する。
【第3477号】