溶接ニュース 2023年5月30日付、【第3484号】
■2024国際ウエルディングショー
来年4月24―27日、大阪市住之江区のインテックス大阪で「2024国際ウエルディングショー」が開催される。あらゆる産業で人手不足が深刻化する中、溶接界においても人材の確保を視野に、若年者の進路の一つとして好印象を与えうる「溶接の魅力」の発信が共通の課題となっている。日本溶接協会と産報出版が共催する「国際ウエルディングショー」は従来、出展社の新開発製品・技術がいち早く披露される場として、広くエンドユーザーに認知されてきたが、近年は若年者に溶接をPRする好機として関係者の期待を集める。
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■アマダ、DXソリューションで効率的な板金加工を実現
アマダはこのほど、製造現場を支援する新たなDXソリューション「LIVLOTS(リブロッツ)」の販売を開始した。顧客の事務所やプログラム室、加工マシン、製造現場をシームレスにつなげ、工場全体で製品ごとに進捗や作業時間などをより正確に把握するなど、製造現場のデジタル化を加速し現場を支援する。
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■京都府溶接協会、溶接技術競技会を開催
京都府溶接協会(伊藤佳治会長)は5月13日、京都府長岡市のポリテクセンター京都で溶接技術競技会を開催。被覆アーク溶接の部9人、炭酸ガス半自動溶接・裏当金なしの部8人、同・裏当金ありの部25人、ティグ溶接の部8人の合わせて50人が参加した。
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■特集 建設機械
建設機械は建設現場や土木工事、海外での鉱山採掘など、身近な所から過酷な環境まで様々な現場で活躍する。人が容易に入ることができないような原発の廃炉作業における無人建設機械の活用などその用途も広がりをみせている。建設機械の生産や溶接工程ではそのような多様かつ、過酷な現場での使用を想定し、厚板から薄板まで様々な鋼板が多く使用されている。自動車と同様に近年の電動化による複雑な設計や、部品点数の増加など溶接時の課題も多い。建設機械分野の溶接・関連技術、話題の製品を特集する。