溶接ニュース 2023年4月18日付、【第3479号】

溶接・接合、切断ニュース
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■中小溶接事業所のDX成功例
 デジタルトランスフォーメーション(DX)が市場活性化をキーワードに注目を集めている。溶接関係でもDXの掛け声のもと、ロボット、管理システムなどの市場が活況を得ている。ただ、忘れてはいけないのがDXとは「従来の事業をデジタルの力で変革(トランスフォーム)すること」が本懐であるということだ。中小溶接事業所におけるDX導入の成功事例を取材した。
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■溶接技能者認証・2022年度実績
 日本溶接協会はこのほど、JISやWESなどの検定試験規格に基づき実施する溶接技能者認証(WO)事業の2022年度実績をまとめた。実技受験者数の合計は前年度比6・2%減の10万4035人、合格者数は同5・9%減の8万896人と、昨年の回復から再び減少に転じた。新規の実技受験者数は前年度比3・8%減の5万91人となり、2019年度の5万6225人以降は、20年度4万5591人、21年度5万2005人と、頭打ちの数値となった。サーベイランス数を合わせた資格保有者は約22万8000人となった。少子化による若手人材の不足や、働き方改革関連法による残業規制、政府による外国人技能実習生制度の大幅な変更方針など、今後も溶接をはじめとした製造業の人材確保は重要な課題となる。
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■パナソニック、被覆アーク溶接機を直流のみに
 パナソニックコネクトは被覆アーク溶接機の販売を直流機のみにする。電力使用量の多い交流機は9月で販売を終了し、以降の新規販売を行わない。二酸化炭素の排出減に貢献する同社グループの環境方針「グリーンインパクト」の一環で、今後は交流機より電力使用量が約3割少ない「DS2」を中心に販売する。
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■特集 半導体材料ガス
 半導体はメモリ・ディスプレイ関係などがコロナ禍の特需から一服し、踊り場状態だ。しかし今後も自動車の自動運転や高速通信などで半導体が引き続き求められることは間違いなく、ガスディーラーが取り扱う材料ガスにスポットを当て、その動向や保安に関することを取材した。

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