溶接技能者認証・2022年度実績
日本溶接協会はこのほど、JISやWESなどの検定試験規格に基づき実施する溶接技能者認証(WO)事業の2022年度実績をまとめた。実技受験者数の合計は前年度比6・2%減の10万4035人、合格者数は同5・9%減の8万896人と、昨年の回復から再び減少に転じた。新規の実技受験者数は前年度比3・8%減の5万91人となり、2019年度の5万6225人以降は、20年度4万5591人、21年度5万2005人と、頭打ちの数値となった。サーベイランス数を合わせた資格保有者は約22万8000人となった。少子化による若手人材の不足や、働き方改革関連法による残業規制、政府による外国人技能実習生制度の大幅な変更方針など、今後も溶接をはじめとした製造業の人材確保は重要な課題となる。
【第3479号】