溶接ニュース2025年2月25日付【第3568号】

溶接・接合、切断ニュース
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溶接ニュース2025年2月25日付【第3568号】

■2024暦年の鉄骨需要量、前年比4%減の375万㌧

 国土交通省の建築着工統計を基に試算した2024暦年通期(1-12月)の推定鉄骨需要量は前年比4・1%減の375万3616㌧と3年連続で減少した。1966年以来58年ぶりの歴史的な低水準で、400万㌧割れは2年連続となる。構造別内訳は鉄骨(S)造が同3・4%減の367万9663㌧、鉄骨鉄筋コンクリート(SRC)造が同26・8%減の7万3953㌧。規模別にみると、大規模物件が前年の水準を上回ったものの、中小規模物件が前年比で1割弱減少し全体需要を押し下げた。

■東成EB、水素配管向け加工ソリューションを提案

 東成エレクトロビームは同社の強みであるレーザ加工技術や電子ビーム溶接(EBW)技術を活かしたFCV向けの水素配管や圧力容器向けの加工ソリューションを提供している。近年、商用車の燃料電池(FC)モビリティの普及に向けた動きが活発化する中、FCモビリティや水素ステーション用の配管や圧力容器をはじめとする関連部品における需要増が期待される。一方で水素配管や容器においては、水素の漏れを防止するべく、信頼性の高い接合技術を適用していくことが欠かせない。


■自動車特集―100年に一度の転換点

 政府目標の2050年カーボンニュートラル社会実現目標に向け「100年に一度」の大転換点を迎えている。EV化とそれに伴うモータ生産やバッテリー重量増による車体軽量化の要求など実現の鍵を握るのが溶接・接合技術だ。本記事では、世界的な自動車産業の潮流と、求められる溶接・接合技術について触れる。

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