溶接ニュース2025年2月18日付【第3567号】

溶接・接合、切断ニュース
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溶接ニュース2025年2月18日付【第3567号】

■ホンダ、新技術CDC溶接開発

日本を代表する自動車メーカーの1社であるホンダが2026年の発売に向けて公開した「Honda 0 SALOON(サルーン)」。開発のアプローチを一新し、「薄い、軽い、賢い」を具現化したモデルとして世界中で注目を集めている。この新車体は、従来車体から100㌔近い軽量化を実現しており、その「薄い、軽い」を縁の下で支えるのが、新たに開発された「CDC溶接」の技術だ。


■パイプ加工の最新動向

 パイプはあらゆるところに使われており、我々の生活や産業に欠かすことのできないものである。ただ、工場などにおいては、パイプの中に危険な薬品やガスなどを通す場合もあり、その配管においては漏れなどの許されない厳しい品質管理が求められることも少なくない。その一方、パイプは円形という独特の形状を持つことから溶接においては平板以上に高度な技能を要求され、溶接技能者資格においては固定管の溶接姿勢の資格が設けられている。特集ではパイプ溶接における基本を解説するとともに、施工現場におけるパイプ溶接の適用事例の紹介、パイプ溶接に関係する新技術・製品を取り上げる。


■安全衛生と作業環境特集

 溶接作業の安全衛生・作業環境で、近年、注目を集めているのは労働安全衛生法施行令、特定化学物質障害予防規則(特化則)等が改正されたことだ。これは、金属アーク溶接等で発生する「溶接ヒューム」「塩基性酸化マンガン」について、労働者に神経障害等の健康障害を及ぼすおそれがあることが明らかになったことから施行されたものだ


■特集・九州地区

 九州地区の製造業は造船・自動車・鉄鋼など幅広い分野が盛んで、日本の1割経済とも称される。金属加工業は厚板から薄板まで広範におよび、基幹技術である溶接・接合が重要な役割を担っている。九州経済産業局の鉱工業動向を見ると、生産指数は短期間で上下を繰り返しつつ、2023~24年末にかけて若干の下降線を描いているものの、全国平均と比べると高い水準で推移する。

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