ケン・オートメーションが技術交流会、ミスターテラヘルツの講演を一同傾聴 

非破壊検査ニュース
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 ケン・オートメーション(矢尾板達也社長)は先ごろ、横浜市にある崎陽軒ビルで「第19回赤外線カメラによる技術交流会」を開催。関係者ら60人が出席するなか、赤外線サーモグラフィを用いた測定技術や最新事例が紹介された。

 主催者を代表して挨拶にたった矢尾板社長は、「商社として長年にわたるヨーロッパとの付き合いがあるが、中でもノクサント社とは四半世紀を超えるビジネスパートナーとしての関係を築いており、相互の信頼関係によりここまで続けることができた」などと述べた。

 技術交流会ではまず、Telops社のエリック・ギヨ氏が「高速赤外線イメージングの進歩:高速過渡現象の観察と3Dプリントの最適化への応用」と題した講演を行った。

 コーヒーブレイクをはさんで、「テラヘルツ波を使った非破壊検査の事例紹介」と題して矢尾板社長が登壇。ミスターテラヘルツを自認する矢尾板社長がテラヘルツの検査事例を産業別に紹介し、参加者は熱心に聞き入っていた。

 矢尾板社長は「古くから軍事目的として適用されていた波長帯だが、X線や赤外線、超音波ではできない非破壊検査にも適応する」などと述べ、今後のさらなる普及に期待を寄せた。

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