産総研ら臨海副都心でグリーン水素活用の事業化に着手
産業技術総合研究所、東京都港湾局、清水建設、東京臨海熱供給(株)、(株)東京テレポートセンターの5者は、脱炭素化に向けた取り組みを推進するため、臨海副都心の青海地区においてグリーン水素を活用した事業に取り組むことになった。具体的には、全国で初めてとなる水素混焼ボイラーによる地域熱供給や水素と太陽光による電力供給モデルの構築に向けた共同研究を実施することを目指している。水素混焼ボイラーは、都市ガスとともに水素を燃料とするボイラーであり、水素燃焼分はCO2を排出しないのが特長である。
共同研究では、1,水素吸蔵合金を活用した地域熱供給への水素混焼ボイラーの実装2,水素と太陽光によるグリーン電力の建物照明などへの活用を目指している。グリーン水素は東京都が2022年10月に締結した山梨県(米倉山グリーン水素)から調達する。