第31回水素・燃料電池戦略会議開催
第31回水素・燃料電池戦略会議が4月21日開催された。同会議では米国・欧州・中国・中東・インドにおける水素に関する動向の報告が行われ、また日本における水素基本戦略の展望、水素産業戦略についての対応の方向性などが議論された。水素等の導入量については、2050年の目標2000万トンに向かい2040年には1200万トンを目標にすることが予定された。また、2030年における日本関連企業における水電解装置導入の目標は15GW程度になった。水素産業の展望については、発展のために?脱炭素?エネルギー安定供給?経済成長、の一石3鳥を狙い、欧米を中心に加速することに対抗をしていくことが重要になっている。そのために、我が国の技術的な強みを生かし、水素製造、国際水素サプライチェーン、脱炭素型発電利用、モビリティ、燃料電池などの分野において、要素技術の国内外における展開を図るため、今後の打ち手を戦略として位置づけることが必要としている。