電子版ガスメディア2025年2月18日付【第314号】
【電子版ガスメディア2月18日付情報】
■炭酸ガス、国内市場動向
原料である副生ガスの供給源となる工場閉鎖や事業縮小などの影響で不足傾向が継続するなか、炭酸ガスの国内における2024年の工場出荷実績は67万6754トンと前年比で4・1%減少した。原料である副生ガスのソースとなる製油所やアンモニア製造工場で工場閉鎖や事業縮小、老朽化によるトラブル頻発など不安定な需給環境が続くなか、メーカーでは安定供給実現に向けて尽力している。
■大林組、グリーン水素の海上輸送実証に成功
大林組(東京都港区、蓮輪賢治社長)はこのほど、グリーン水素の製造・輸送・利活用に関する実証事業の成果を公表した。同事業は環境省の環境対策補助金の交付を受けて実施され、ニュージーランド(以下、NZ)で製造したグリーン水素を海上輸送し、フィジー共和国(以下、フィジー)で水素混焼発電機の燃料に使用して得られた電気を建物の電源に利用することに成功した。
■三井造船ら、液化CO2内航輸送船のAiP取得
三菱造船はこのほど、日本ガスラインと共同で、内航輸送を想定した低圧仕様の液化CO2輸送船(LCO2輸送船)について、日本海事協会から基本設計承認(AiP)を取得した。
年間購読はこちら