BJなどドローンで下水管内を調査・八潮市道路陥没事故

非破壊検査
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 今年1月28日の午前10時ごろに埼玉県八潮市の県道で発生した大規模な道路陥没事故はインフラの老朽化があらためて浮き彫りとなった。現在も生き埋めたとなったトラックに乗る乗務員の救出活動が進められており、原因については下水管破損に伴う道路の陥没とみられる。

 無人航空機システムの普及や安全ルール、応用技術の研究に努める日本UAS産業振興協議会(JUIDA)の会員企業であるブルーイノベーション(東京・文京区、BJ)は、Liberaware(千葉市)とともに事故現場で下水道管内の調査を行った。

 このうち、ブルーイノベーションではスイス・Flyability社製「ELIOS3」を用いて、調査を実施。同機は非GPS環境下でも安定して飛行することが可能で、事故現場の下流約600㍍付近のマンホールから下水管内の状況を調査した。内部映像とともにリアルタイムで高精度3Dマップが表示され、調査精度の向上に貢献している。

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