エビデント 、超音波厚さ計のニューモデル発売  測定レート2倍(従来比)の高品質

非破壊検査
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 エビデントは、自動車業界をはじめ製造現場やインフラのメンテナンスなどで用いる超音波厚さ計のニューモデル「39DL PLUS」の発売を開始した。


 超音波厚さ計は、検査対象物に入射した超音波が、対象物の裏面で反射し、戻るまでの時間から、対象物の厚さを測定する。自動車や航空機などの素材や部品の製造時の品質検査、石油化学プラントや橋梁などインフラのメンテナンス検査に広く用いられている。


 今回発売した超音波厚さ計の39DL PLUSは、既存のエビデント製超音波厚さ計「38DL PLUS」で好評だった大きな画面とタフな筐体設計をそのままに、内部の回路設計を刷新することにより基本性能の向上を実現した。

 また、無線データ通信やエビデントのクラウドサービスとの連携、ドローンへの組み込みを想定した検査波形のライブストリーミング機能なども搭載している。ニューモデルでは、より幅広い用途で検査ワークフローを改善することにより、検査省力化やデジタル化に貢献するとしている。


 従来モデル比4分の1の起動時間となったほか、2倍の測定レート、1・6倍の最大パルス電圧などの性能向上を実現させた。39DL PLUSは、Wi―Fiやブルートゥースといった無線通信機能も内蔵している。このため、エクセルなどのアプリケーションソフトウェアに直接測定値を入力することにより、従来2人で行っていた検査を1人で実施し、検査時間をおよそ3分の1に短縮するといった効率化も可能となった。

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