国交省,新技術適用で橋梁・トンネル点検支援技術を公募
国土交通省道路局は「橋梁・トンネルの点検支援技術」の公募を9月22日から開始した。老朽化が進む道路や河川管理施設、港湾障壁といったインフラについて同省では建設後50年以上経過するものが10年後の2033年には過半数を超えるといわれる。若年層の入職が進んでいない建設業において非破壊検査をはじめとする新技術の適用は課題解決への一助となるものとみられる。
国土交通省では点検支援技術性能カタログの充実と新技術の積極的な活用を図ることを目的に点検に活用可能な技術の性能値などを取りまとめた「点検支援技術性能カタログ」を策定している。
毎年掲載技術の拡充などを行っている。このうち直轄国道の橋梁やトンネルといった定期点検の一部項目においては、昨年度から点検支援技術の活用を原則化、カタログに掲載されている技術が適用されることとなった。
【検査機器ニュース2023年10月5日号より】