日本ALが酸素供給する国内最大級陸上養殖場のサーモンが初出荷

産業ガス
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【電子版ガスメディア11月12日号より抜粋】

サステナブルな養殖と世界への安定的なタンパク質供給に貢献

 

 日本エア・リキード(日本AL)はこのほど、同社が2022年から酸素供給を行っている日本最大級の陸上養殖場で成長したアトランティックサーモンが9月に初出荷されたと発表した。日本ALは、同陸上養殖場建設時から安全で効率的な酸素供給システムの構築に尽力。酸素供給は養殖業において重要な要素であり、サーモンの健康的な成長を促進する役割を果たしてきた。また、陸上養殖事業においては環境に配慮することも重要視されるが、同陸上養殖場では環境に配慮した陸上養殖事業を展開している。

出荷サイズのサーモン

30年以上にわたり実績のあるヨーロッパの技術を日本に導入

 

 日本ALは「当社は酸素供給システムを通じて、サステナブルな養殖と世界への安定的なタンパク質供給に貢献している。今後も様々な酸素供給形態、省エネ、高効率の酸素溶解ソリューションを提供することで、持続可能な産業の発展に尽力していく」とする。エア・リキードは大型養殖場向けの酸素安定供給、水処理技術の実績が多数あり、世界的なネットワークを活用してユーザーに最適なソリューションを提供している。日本においてもこれまで30年以上にわたり実績のあるヨーロッパの技術を日本に導入。

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