FCVで電力供給のライブ 人気アーティストと芸人が集結

産業ガス
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 日本自動車工業会はジャパンモビリティショー2023内において、水素燃料電池車(FCV)化ら使用する電気の供給を行うエンターテイメントイベント「H2 Energy Festival」を開催した。


 同イベントは東京ビッグサイトの南展示棟1・2ホールを舞台に会場内に設置し2台のトヨタ「ミライ」とホンダ「クラリティFUEL CELL」、小型FCトラック3種と計4台のFCVから供給される電気で音楽・お笑いライブのステージで使用する電力を賄うもの。

 クリーンエネルギーである水素の可能性を多くの人にアピールすることを目指した同イベントでは世代を超えて楽しめるコンテンツとして、人気アーティスト達が出演したスペシャル音楽ライブ、吉本興業所属の芸人によるお笑いスペシャルステージ、ラジオの公開生放送などが実施され、多くの来場者が水素由来の電気によるエンターテインメントを楽しんだ。


 音楽ライブでは各アーティストが楽曲を披露したのに加えて、ステージから降りて、観客とともに会場内を走り回るパフォーマンスを行うなど観客を熱狂させていた。


 なお、同イベントのような構成でFCVから電力を賄うケースでは「発電した電気を巨大な変電設備などを通すことなく、その場で使用するためノイズが少ない綺麗な電流となり、発電所由来の商用電源で演奏するより、音がクリアになる」と主張する音楽関係者もいるが、来場した観客に話を聞くとある男性は「特に違いを感じなかった」、女性が「言われてみれば、他の会場で聞いた音よりも綺麗に聞こえた気がする」と様々な意見があった。

 また、音楽ライブに良く行くと語る来場者の1人は「照明を使った演出などは音楽ホールやアリーナで開催されている音楽ライブと同様に見えた。FCVから発電した電力だけでいつもと同じライブができていることが凄い」と感心していた。

ステージの電力供給にFCVを使用

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