木材からガラスのような透明感素材、3Dプリンターで次世代インテリア
写真は3Dプリンターで作製されたデスクライト。素材はガラスに見えるが、木材由来の酢酸セルロース樹脂となっている。
このデスクライトを製作したのは、3Dプリンティングを専門とするデザイン事務所の(株)積彩(東京都大田区)。素材はダイセルが開発した物で、植物由来のセルロースと、自然界に存在する酢酸を原料として製造される。最終的には水とCO2に分解され、ガラスのように見えるが、割れにくくなっている。
3Dプリンターでデスクライト以外に、テーブルやスツール(いす)も製造可能で、編み込みやグラデーションの色彩を表現できる。積層技術による造形はごみが出にくく、自然素材の使用とともに、サステナブルなものづくりにつながる。【溶接技術2023年11月号より抜粋】 木材由来の素材で作った、ガラスのようなデスクライト テーブルやいすといった大型の物にも使用できる 3Dプリンターによって作製する